第24回
2024年10月5日(土)14時~16時30分
講師:高橋卓也 氏
2010-2014年在寮。2012年京都大学理学部物理学科卒業。2017年京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻博士課程修了。京都大学博士(理学) 。2017年4月気象庁入庁。2重偏波気象レーダーの気象レーダー観測網への導入のための観測品質評価、太平洋の海上警報(天気図の解析や台風の解析)などを担当。 2021 年 8 月 -2023 年 7 月人事院行政官長期在外研究員としてマイアミ大学で台風の研究に従事。2024年4月~現在、国土交通省総合政策局国際政策課へ出向中。メコン諸国との政府要人の往来対応等を担当。
講演題目:太陽と地球の猛烈な嵐について
太陽をエネルギーの高いX線で見ると、「太陽フレア」と呼ばれる爆発だらけの顔が見えてくる。また最近、太陽によく似た恒星の観測で、予想を超えて大規模な「スーパーフレア」が多数発見された。講演では、太陽フレアはどのようにして起きるのか、スーパーフレアは太陽でどのようにして起きるのか、スーパーフレアが太陽で起きると地球にはどんな影響があるかなどについてわかりやすく説明があった。また、今、地球温暖化によって世界中の海が温まっている。暖かい海で勢力を蓄え日本へ上陸してくる台風とそのもたらす影響は、温暖化によってどうなるのか、台風のメカニズムや最近の台風の事例を踏まえて講演された。太陽からの電磁波および台風に関する最新の話題について活発に議論した。


