池庭の改修をしました。

2024年12月

 海の星学寮には池庭があります。蛙が多く生息しガーガーと鳴くので、蛙の家として知られています。この池庭は1950年に初代理事長濱中亦七が四季荘を購入して海の星学寮を創設した当時からあるもので、作庭家として著名な小川治兵衛(通称植治)の造庭とされ、大文字が見える東山を借景とする立派な庭でした。庭の東側に住居を建設したため少し狭くなりましたが、池は昔のままです。池の水には湧き水が使われたのではと思われますが、白川の工事の影響か水が枯渇するようになり、漏水を防ぐ対策や水道水で水を補給するなどの努力を続けてきました。
 この度、池の漏水を防ぐ工事と井戸掘削工事を行う計画を立て、OBの寄付の申し出を受けて、池を再生することができました。地下の白川砂の間から出てくる清らかな水が池を流れるようになりました。周りの木々が水面に映る美しい池庭が、寮生活を豊かにし、寮生の成長に役立つことを願っています。
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